最初の第三歩

いち、にい、さん、・・・・・・・・・・・・・さんじゅう！

着底したかどうかロッドを横にさばいて確認したが

『スコンスコンでわかれへんやんけー！』

ということで、少しラインを巻き取ってから

もう一度ロッドを横にさばいて確認。

『ガツガツガツガツ。』

『オーシ！着底しとーぞ！』

『ここで二段シャクリじゃー！』と

シュンシュンとシャクッテはフォールさせ、

シュンシュンとシャクッテはフォールさせ、を繰り返した。

最初の第二歩

明石市役所裏に着いたのが午後１１時５０分ごろ。
釣りをしている人の数もそんなに多くなく、落ち着いて
釣りを始められるはずなのに、

アドレナリンが体の中で沸騰中！
ガイドにラインを通すのも歯がゆい感じ。

はやくエギをキャストしたい！

『能アル豚の爪はチョキ！能アル豚の爪はチョキ！』
(落ち着くための呪文)と唱えながら、タックルの準備を終えた。

『ロッドにエギの重さを感じながらキャストするんやったな！』

おーし、せーの、とりゃー！

OK！着水したで！

「３０くらい数えてからしゃくってみ！」っていうとったなあ。

いち、にい、さん、・・・・・・・・・・・・・さんじゅう！